北海道で独り暮らしをするおもちさん、83歳。不安と苛立ちと寂しさと、懐かしさと後悔とほんのちょっとの幸せと…。ひとりの老女の内面に寄り添った、人生最晩年の物語。『小説宝石』等掲載に書き下ろしを加えて書籍化。