旗本堀川頼母を往診する藪医者、中井良伯。その後を追う小柄な年寄りがいた。年寄りの正体は老盗人の<隙間風の五郎八>。不審を抱いた北町同心の白縫半兵衛は、岡っ引の半次に命じて五郎八の狙いを探ろうとするが…。