1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で恐ろしい国家機密を偶然知る。正義のため事の顚末を世に知らしめようと、妻の聡子の知らぬところで別の顔を持ち始めた優作。それでも彼への愛が聡子を突き動かしていく。 第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)